第30回山口県学校環境衛生研究大会報告書
実行委員長 西村正広

 第30回山口県学校環境衛生研究大会は、去る5月18日(木)午前10時から、例年どおり、山口県教育会館を会場にして、山口県教育委員会、山口県学校薬剤師会主催で、県内の教職員、栄養士、学校薬剤師等、約250人の参加を得て開催されました。
 今大会の第1回は昭和49年に開催されています。水質(プール)について研究協議されました。今年は30回という節目の年でもあります。基本となる換気・採光・照明・保温及び水について研究協議いたしました。
 午前中の特別講演は、「学校と環境衛生」という演題で、日本学校薬剤師会会長 杉下順一郎先生をお迎えしてご講演をいただきました。何も考えずに、ただ測定をして基準値より、多い少ないと言っているようではだめで、何の目的で測定するするのか、できたら、生徒にも説明し、結果の解説もして下さいという言葉が印象的でした。例をあげると教室の温度を測る場合、うまく空気が潅流していない場合、生徒の足元と先生の顔のあたりでは、場所によって10℃くらいの差がでるそうです。温度ひとつにしても目的意識を持ち、その結果が、快適な学習環境を作るのに役立てて下さい。
 また、午後からは、、水、空気、照明についてシンポジウムを行いました。パネリストは、山口県教育庁審議監 佐竹 博先生、柳井市立柳井中学校校長 松原健二先生、山口県学校薬剤師会副会長の杉山悦代先生と私の4名で、山口県学校薬剤師会名誉会長中本光子先生がコーディネーターをされました。日本学校薬剤師会が、作成した「実践・学校環境衛生検査マニュアル」のビデオを上映し、杉山先生が「教室等の空気」について、私が、「水の衛生管理」、「照度管理」についてを補足説明いたしました。ビデオはできたばかりで、これを使って研究協議をおこなった会は山口県が最初だそうで、好評でした。佐竹先生には行政の立場で、指導助言をいただき、松原先生には現場からの立場で、実際どのように取り組んでいるかを実例をあげて指導助言をいただきました。
 質疑応答も活発にされ、有意義な研究大会となりました。ただ、参加者が、例年より少なく、特に最近は、学校薬剤師の参加が少ないのが残念でした。来年は、参加の呼びかけを工夫し、よりよい大会にしたいと思います。

大会のあゆみ(大会誌よりPDFファイル)