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学校薬剤師活動の拡大
(社)山口県薬剤師会学校薬剤師部会長 西村正広
 我々が現在行っている換気、採光、照明などの学校環境衛生活動は児童生徒等の健康を保持増進し、学習能率の向上を図るために重要な役割を担ってきました。しかし、近年、児童生徒等をめぐる社会環境の変化は著しく、健康に関する様々な問題に対応する必要がでてきました。例をあげますと薬物乱用防止・アンチドーピング・医薬品の適正使用の啓発などがあります。
 薬物乱用防止の啓発は、薬物乱用防止指導員(学校薬剤師)や警察職員などが「薬物乱用ダメ。ゼッタイ。教室」を実施し、児童、生徒を対象にシンナー、覚せい剤などの薬物乱用が体や社会に与える本当の恐ろしさについて各種啓発用資材を活用した教室を実施しています。
 たばこに関しては昨年7月から「学校へのたばこに関する出前講座」を開始しました。中・高生の喫煙がここ数年、増加傾向にあります。小学生の喫煙も増え始めており、低年齢化も加速しています。「友達に誘われた」、「カッコいいから」とたばこに手を染めるケースが最も多く、ゲートウェイドラッグ(薬物の登竜門)と言われています。たばこ自動販売機のICカード「タスポ」による年齢認証も今年から導入されます。山口県の県立高等学校は昨年から学校敷地内禁煙となりました。早く全ての学校が学校敷地内禁煙になればと思います。
 2003年の静岡国体からドーピング検査が導入されました。山口県では、同年山口県で開催した学校環境衛生・薬事衛生研究協議会にアンチドーピング部会を設置し、その後毎年開催している山口県学校環境衛生研究大会においても部会でとりあげて啓蒙しています。2011年には山口県で国体が開催されます。県薬全体で取り組み、山口県国体を成功させましょう。
 現在、文部科学省では学習指導要領の改訂に向けて、中央教育審議会での審議が続いています。今回の改訂では、中学校では医薬品に関する内容が取り上げられ、高等学校では医薬品に関する内容の改善が図られることになります。すなわち学習指導要領に「くすり教育」が記載されます。薬の専門家である薬剤師が「くすり教育」に必要となって来ます。『皆、学校薬剤師になって学校へ行こう。』2008.2月