薬の知識

一般社団法人 山口県薬剤師会

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薬の飲み方と注意(子ども)

■量はどうすればいいの?

子どもは大人を小型にしたものではありません。子どもはこれからどんどん成長して大人になろうとしている段階ですから、薬の代謝能力や吸収などについて、大人と異なる部分がたくさんあります。
したがって、子どもの薬の量は、単純に大人の量の何分の一かをのませればいいというものではありません。 例えば、血液中では薬の大部分はタンパクと結合していますが、効果をあらわすのは、結合していない残りの部分です。子どもの場合、体内のタンパク量は大人より少ないといわれてますから、薬にもよりますが、タンパクと結合していない薬の量が多くなり、効きすぎることがあります。
このように、大人に使われる薬を、安易に量を減らしてのませることは、危険なことです。子どもに薬をのませる場合には、大衆薬であれば、子ども用(小児用)の表示のあるものや、子どもにも使用できることが明記されているものを選びましょう。


■薬の飲ませ方

1.乳児の場合
粉薬は少量の湯ざましで、ペースト状にして上あご、頬の内側などに塗って、その後、湯ざまし、ミルクなどをのませます。溶かすときは一口でのめる量にしてスポイトやスプーンでのませます。1回分のミルクにまぜると、全部のまなかったり、ミルク嫌いになったりすることがあります。

2.幼児の場合
なるべく他のものにまぜないで、そのままのませる習慣をつけましょう。どうしても薬を嫌がるときは、子どもの好きなものに混ぜてのましてもかまいません。

< 混ぜる場合の注意>
・牛乳、ヨーグルト、アイスクリームなどの乳製品にまぜると苦味がやわらぎます。練りチョコレートやココアなどもいいでしょう。
(乳製品に混ぜると効きが悪くなる薬もあります。テトラサイクリン系抗生物質など)
・スポーツドリンクやジュースにまぜると、かえって苦くなるものもあります。
(マクロライド系抗生物質など)